お知らせ

【スタッフのつぶやき】丹波路快速を追って

こんにちは。
天王寺教室の鏡畑です。

丹波路快速(たんばじかいそく)と聞いて、JR宝塚線ユーザーの方ならピンとくると思いますが、そのほかの方は?という方も多いと思います。

JRの大阪近郊区間には、通常の快速電車と区別して〇〇路快速というものが存在します。
大阪環状線と大和路線経由で奈良方面とを結ぶ「大和路快速」
大阪環状線と阪和線経由で和歌山とを結ぶ「紀州路快速」
古都京都と同じく古都奈良を奈良線経由で結ぶ「みやこ路快速」
そして、大阪と篠山・福知山方面とを福知山線経由を結ぶ「丹波路快速」です。

普通の快速電車と何が違うのか。
少し停車駅が違うというのもありますが、大きく違うのが使用される車両です。

JR西日本では通勤型電車に採用される4ドアの車両と、近郊型電車に採用される3ドアの車両があります。
4ドアの車両には座席が線路と並行に配置されているロングシート、3ドアの車両には座席が進行方向に向かって配置されているクロスシートが採用されています。乗り心地の面で圧倒的に有利なのが後者のクロスシートで、長距離移動の際にはその差を大きく感じます。
上記の〇〇路快速にはすべてクロスシートの車両が使用されており、同路線を走る快速電車と区別されております。

いずれも歴史のある種別ですが、2020年3月、昨今の旅客数の減少に伴いダイヤ改正で昼間の「丹波路快速」が区間快速にとってかわられることになりました。

個人的に響きの好きな種別でしたので、ニュースを聞いて居ても立っても居られなくなり、丸一日写真を撮りに行った日もありました。

今年も明日からJRは新ダイヤ。
コロナ禍で、特急列車は減便・臨時化。普通列車も旅客減で減便が目立つ今回のダイヤ改正。
みなさんも普段使っている列車の時間のお間違いの無いようにご注意ください。

IMG_2020_09_15_0583宇治川橋梁を行く「みやこ路快速」

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三田駅手前のカーブを行く「丹波路快速」

「大和路快速」・「紀州路快速」の写真募集中!

追 伸
本日2021年3月12日をもって、七尾線から413・415系が引退となり、JRから413系が消滅することとなります。
413系は国鉄から継承された、車齢50年を超える大ベテラン。
津幡の交直セクションで、照明と空調が切れる体験はもうできなくなります。(この話はまた後日にでも)
晩年は傷だらけで、修繕も必要最低限に留められ、最後の老兵感が漂う姿でしたが、走り出せば力強く能登半島を駆け巡りました。

1編成は越後ときめき鉄道に譲渡され、観光列車として再出発するようですが、地域輸送を支えた車両が引退するのはやっぱり寂しいですね。

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七尾線 某駅にて
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晩年は、痛々しい姿も垣間見えました。

8F21A55E-E4BA-4577-AD56-FBAEFAB772F4今も残る国鉄フォント

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国鉄からそのままのボックスシートの車両もあれば(413系)

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バケットシートと呼ばれる、ちょっとよさげな座席の車両もありました(415系)

ありがとう。
413系。
415系。

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