にんじんを半分だけ使おうとして、同じ重さに分ける方法を考えました。
下の図のように、にんじんを糸でつるし、つり合ったところで切ってみると、長さがちがう２つの部分に分かれました。

さて、同じ重さかどうか調べるために、はかりで量ってみると、左右のにんじんの重さはどうなっていたでしょうか。
つぎのア～ウから１つ選び、記号で答えてください。

ア　左側のにんじんの方が重かった。
イ　右側のにんじんの方が重かった。
ウ　左右のにんじんの重さは同じだった。

答えは↓の方にあります。

（答え）ア

つり合ったところに、にんじん全体の重心があります。
このとき、重心を支点と考えると、「左側と右側で、てこを回すはたらきがつり合っている」と考えることができます。

上の図のように、左側の重心をＡ、右側の重心をＢとすると、Ａの方がＢよりも、支点に近くなります。
てこは、支点の左と右で、（支点からの距離）×（重さ）が等しくなるとつり合うので、支点から重心までの距離が短い左側の方が重く、支点から重心までの距離が長い右側の方が軽くなります。

ユリウス姫路教室　末吉