天王寺教室

【スタッフのつぶやき】ひいても、かけても…

こんにちは。
今回は昨日の「たしても、かけても…」の続きです。

つぎの計算をしてみましょう。

hikikake1

両方ともこたえは hikikake2 で同じですね。

前回同様、もう一問考えてみて「きまり」を見つけましょう。(分母と分子の関係に着目!)

hikikake3

分子が同じ数になっている。
分母と分母の差分子の数になっている。

という「きまり」になっています。

中学入試の算数では、この「きまり」を使えば簡単にできる計算問題がよく出てきます。
たとえば
hikikake4

分母を計算して、6,12,20,30の最小公倍数で分母をそろえて…でももちろん答えは出ます。

ただ上のきまりを知っていれば、hikikake5 と置きかえられるので、

全体を書き直すと

hikikake6

かっこを外すと

hikikake7

同じ色のところを見て下さい。同じ数字をひいて足してますね。
これは計算しなくてもよいことを表しています。
つまり、最初と最後の数字だけ計算すれば答えが出るわけです。

分数計算9

問題によっては、このルールを書いてくれている親切な問題から、一工夫が必要な問題まで様々です。

hikikake10

この場合は、一度分母をかけ算の形に直すと計算が速くなります。

hikikake11

最初と最後だけが残るので、

hikikake12

繰り返しになりますが、もちろん「普通に」計算をしても答えは同じです。
ただ早く正確に計算することが中学入試では求められます。
分母の計算では、通分や式が長くなった時に計算ミスをしやすくなりますし、時間もかかります。
少しでも楽に正確にできる方法を知っていれば、見直しの時間を作ることができます。
ぜひ覚えておいてくださいね!

2024134

ユリウス天王寺教室スタッフより

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