うさぎ「50m競争しようや、負けた方がニンジンおごりな」
かめ「えぇ…勝てるわけないやん。そもそもニンジンって…あんた勝つ前提やん！」
うさぎ「ほな、試しに１回走ってみて、差がついた分スタート地点ずらすから」

ということで走ってみると、うさぎがゴールした時、かめは３ｍ後ろにいました。

うさぎ「ほな、ハンデつけてワシのスタート地点は、３ｍ後ろからにするわ」
かめ「うーん、それやったらワンチャンあるかなぁ…」

さて、この勝負、どちらが勝ったでしょうか？
比や割合を使った計算で答えを出すのではなく、筋道をたてて論理的に文章で説明（図は使ってもよい）してください。
（答えはこの下にあります）

（答え）うさぎの勝ち！

線分図を書いてみましょう。

問題文より、うさぎが50ｍ走る間にかめは47ｍ走ることが分かっています。
つまり残り３ｍの地点で、うさぎはかめに追いつきます。
ここからゴールまでの３ｍの競争になるわけですが、うさぎの方が速いので、うさぎが先にゴールします。

このように、文章題では具体的なイメージを持てるかどうかが重要なポイントになります。

そのために線分図や面積図を書くわけです。
図をあれこれ書いているうちにヒントに気づくことが多いので、例え難しい問題に出会っても、あきらめずに文章中に与えられたヒントを整理して図を書く習慣をつけましょう。

図が書ければ、それを「式に表すにはどうすればよいか」を考えてみてください。

天王寺教室スタッフS