【スタッフのつぶやき】カニは養殖できるのか?
あけましておめでとうございます!
お正月も3日ともなると、おせち料理にもあきて、お鍋が食べたくなる頃です。
特に冬はカニ鍋が美味しい季節ですね。
カニは高級食材。なかなか口にすることはできません。(天王寺教室スタッフ談)
「これ、ハマチやタイみたいに養殖できたら、もっと安く食べられへんやろか?」
とお考えに方も多いのではないでしょうか。
答えは「できなくはない」です。
では、なぜカニの養殖をしないのでしょうか?いくつか理由があります。
①卵から稚カニに育てるのが難しい。
これは数で勝負すれば何とかなるでしょう。でもお金がかかります。
②狭い囲みの中にカニを入れると、共食いをする。
元々カニは深海に住んでいます。深海はエサが乏しいので近くに食べられるものがあれば食べちゃいます。
なので、養殖するにはなるべくカニ同士が出会わないように広大な場所が必要。
どうしても出荷数は少なくなってしまいそうです。
③食べごろまで成長するのに7~10年ぐらいかかる。
例えばタイは出荷までに2年ほどなので、生産コストが膨大な金額になってしまいます。
ただタイも最初は出荷までに3~4年かかっていたのが、成長が速い、元気な親の子を
育てることで2年にまで短縮できましたので、今後短期間で育つ改良ができるかもしれませんね。
養殖業者さんもお仕事なので「儲け」が必要です。
出荷数も少ない、生産コストがかかるので、1杯(匹)あたりの金額は天然ものより高価になってしまいます。
つまり「漁で捕まえた方が安い」のです。
誰か画期的な養殖方法を開発してくれないか、切実に願うお正月でした。
天王寺教室スタッフS