【スタッフのつぶやき】ケセランパサラン?
空中をフワフワとただよい、持っていると幸せになれると言われる伝説上の生き物「ケセランパサラン」ついに捕獲に成功か!?
いえいえ、これは違います。直径5cmもあるので、タンポポの綿毛でもないですね。
ではこれはなんでしょうか?
実は「アザミ」の一種の種子です。
アザミは、キク科の多年草で、春には薄い紫色のかわいい花が咲きます。
初夏の頃に、種子(写真の綿毛の中央にあるもの)を綿毛に乗せて飛ばします。
ちょうど今頃なので、空をとんでいるこの綿毛を見たことのある人もいるのではないでしょうか。
種子は、この綿毛が風に乗ることで遠くまで運ばれます。
大きくてもとても軽いので、少し風が吹いただけでもフワフワと浮かんで空中を旅していけるのです。
その飛んでいる様子が、あたかも生き物のように見えるので、昔の人には伝説上の生き物「ケセランパサラン」に見えたのかもしれませんね。
でも運良く飛んでいるところを見つけられたとしても、なかなか捕まえることができません!
なぜなら少しの風でも高く舞い上がってしまいますし、手の届く高さまで降りてくることも少ないからです。
今回、たまたま地面に降りてころがっているところを幸いにも確保することができました。
もし運良く見かけたら、ムリに捕まえようとせずに優しく見守ってあげてくださいね。
伝説の生き物「ケセランパサラン」については、いろいろと面白い伝説が残っています。
自分でもいろいろ調べてみてください。