【スタッフのつぶやき】甲山
こんにちは。
天王寺教室の鏡畑です。
10月に入り、ようやく涼しくなってきました。
先日、ふと西宮に行く機会がありました。(西宮にはユリウス西宮北口教室があります!)
西宮といえば甲子園球場ですが、西宮のどこからでも見える甲山(かぶとやま)もシンボルの一つです。
六甲山地の東端に位置する甲山ですが、実は六甲山地と甲山は隣接していながら異なった出来方をしたのをご存じでしょうか?
甲山は輝石安山岩(きせきあんざんがん;輝石を多く含む安山岩)から成りますが、六甲山は主に花崗岩(かこうがん)から成ります。
いずれも火成岩ですが、花崗岩はいわゆる深成岩、安山岩は火山岩であり、六甲山を構成する深成岩は地下深くでできたもの、甲山を構成する火山岩は地表付近でできた岩石です。
つまり、甲山はかつて火山であり、火山が活動が終了した残骸なのです。
では六甲山はどのようにしてできたのか?地下深くでできた岩石がどのようにして、地表に出てきて山となったのか?
答えは断層にあります。
六甲山を含む六甲山地は、山地とほぼ並行して走る断層による断層運動によって隆起し、風雨によって侵食され、今の形になったと考えられているのです。
同様に、大阪にある生駒山地も断層運動によって形成されました。
ですので、六甲山地も生駒山地も一方向に伸びているのですね。