天王寺教室

【スタッフのつぶやき】彼岸花のコト

そろそろ見頃は過ぎた頃ですが、道端などで彼岸花(ヒガンバナ)を見たことはあるでしょうか。

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きれいな赤い花ですね。
この彼岸花には、面白い特徴がいくつかありますので、今日はその話をしたいと思います。

①いきなり花が咲く
9月中旬頃に芽が出て、まっすぐな茎(くき)が育ち、10日前後で綺麗な花が咲きます。
他の一般的は花では、まず葉が育って光合成により養分を蓄えてから花が咲きますが、彼岸花は種子ではなく球根で増えるため、球根に蓄えた養分で先に花を咲かせます。

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②花は咲いても種子はできない
普通、植物がきれいな花を咲かせる目的は、虫を呼び寄せて花粉を運んでもらって受粉させることです。
しかし彼岸花は受粉して種子ができることは非常に珍しく、ほとんどが土の中で球根を作って増えていきます(分球)
いわば自分のコピーを作って増えていくので、同じ場所には同じ時期に同じぐらいの背丈の花が咲きます。(彼岸花は多年生なので数年咲き続けます)

③冬に葉をしげらせ、夏には葉が枯れる
一般的に植物は、春に芽吹いて夏に葉をしげらせて花が咲き、種子の状態で冬を越します。
しかし彼岸花は、その時期をずらすことで他の植物との生存競争に打ち勝ってきたと言えるでしょう。
もちろん冬の弱い日差しを十分に受けるための工夫もしています(ロゼット葉)

④毒がある
茎にはアルカノイドという毒を含んでいます。田畑や墓地などを囲むように植えられることが多いのは、作物を荒らすネズミやモグラなど害獣や虫を寄せ付けないためとも言われています。ただ毒を抜けば食べることができるので、飢饉などに備えて植えていたという説もあります。

⑤別名がたくさんある
一番有名なのは「曼珠沙華(まんじゅしゃげ)」ですが、日本各地によって様々な呼び名(方言)があり、その数なんと1,000を越えるそうです。
中には、葬式花や地獄花、火事花などちょっと怖い感じのものもあります。おそらく墓地でよく咲いているからでしょうね。

このように他の花とはちょっと違う彼岸花。興味を持たれた方はぜひ道端などで探してみてください。

ちなみに亜種で白い彼岸花はありますが、青い彼岸花は存在しませんよ!

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