【スタッフのつぶやき】中秋の名月のコト
昨夜は、十五夜の満月、中秋の名月でした。
雲ひとつない天気だったので、みなさんもご覧になったのではないでしょうか。
ユリウスには中高生も多く通っていますので、中秋の名月にちなんだ漢詩をご紹介しましょう。
中国の北宋時代の蘇軾(そしょく)という人が書いた詩です。
(書き下し文)
暮雲 収め尽くして清寒溢れ
銀漢 声無く 玉盤を転ず
此の生 此の夜 長くは好からず
明月 明年 何れ(いずれ)の処にて看ん
(意訳)
日が暮れ、涼しげな空気が辺りに漂う
天の川は音もなく流れ、輝く月も天を巡る
うれしいこと、かなしいこと、人生の様々なことは長くは続かない
この美しい月と同じように
来年の中秋月はどこで見てるのだろう
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長い人生から見れば、うれしいこと、楽しいことは、ほんの一瞬のことかもしれない。
中秋の名月と言われる美しい月がたった一夜しかないように。
以前読んだ本の一節に「人は月を見るとき、最も友愛を感じる友を想う」というものがありました。
月を見ながら友を想う・・・
たとえ会えなくなった友だとしても、今どうしてるのだろうと。静かな月夜に友を想うことは素敵なことですよね。
あなたは昨夜、月を見ながら誰を想いましたか?