天王寺教室

【スタッフのつぶやき】 火星を見よう!

今月上旬(10/6)に火星が地球と最接近しました。(それでも約6200万kmも離れてる!)
この日は、関西では雲一つない天気で、一際明るく輝く赤い星をご覧になった方も多いのではないでしょうか?

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(クレジット:国立天文台)

見逃してしまった方もまだ大丈夫。
火星は最接近の時にしか見えないわけではありません。
来年1月頃まで、火星はマイナス等級(1等星より明るい)で輝いていますし、比較的暗い星座の間を移動してるので見つけやすいと思います。11月頃まではマイナス2等級以上なので、夜空で月の次に明るく見えます。

とくに、今月29日(木)には、月齢13のほぼ満月に近い月のすぐそばで、火星を観測することができます。
 この日の火星は、月のすぐそばで明るく輝いているのですぐ見つけられると思います。
一晩中観測できますので、ぜひ外に出て夜空を見上げてみてください。

次回の最接近は2022年12月1日ですが、約8100万kmも離れているため、明るさは最大でもマイナス1.8等ぐらい。
次回マイナス2等以上で輝くほど地球に近づくのは、13年後の2033年7月なので、今年の火星をお見逃しなく。

ちなみになぜ「惑星」と呼ばれるのか…
火星のような外惑星(地球より外側を回っている惑星)を毎日同時刻に観測すると、日が経つにつれて西から東へ移動(順行)しますが、地球と火星の位置関係によっては東から西へ移動(逆行)する時期があるからです。
地球からは「フラフラとさまよう星」のように見えるため「惑(まど)う星」→「惑星」と呼ばれるようになりました。
(なぜ逆行するように見える理由についてはまたいずれ)

国立天文台の火星特集のページはこちら。火星について詳しく紹介されています。
https://www.nao.ac.jp/astro/feature/mars2020/

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