天王寺教室

【スタッフのつぶやき】先生と生徒の距離感

以前、国語のテスト問題で読んだ説明文に「介護現場とボランティア」について書かれたものがありました。

仮にお年寄りの介護施設にボランティアでお手伝いに行ったとして、
我々何も知らない素人は「できないことを全部代わりにやってあげよう」とか「こんなことをして欲しいのではないか?」と先読みして手伝ったり、「この人の役に立ちたい」という意識が全面に出て行動してしまいがちです。

しかしこの文章を書かれた介護職員の方にとっては、大変ありがたいことなんだけどもある意味「迷惑」なんだそうです。

理由は、介護される方が何でも人に頼ってしまうようになり、自分でできることもしなくなる、できなくなるからだそうです。その人のために行動しているつもりが、結果的にその人のためにならないこともあると。

これは我々個別指導教室の先生にも通じるところがあります。

授業時間内は、もちろん質問に答えます。解き方を丁寧に説明します。分からない問題がすべて理解できて良かった!
しかし大切なことはそこじゃない。
入試やテストには生徒自身が一人で臨むものです。自分の力で問題を解けるようにならないと意味がありません。
そのためには、先生から説明を聞きながらも自分で問題を考えてもらう必要があります。我々は手を変え品を変え、解法のヒントを小出しにしながら、最後には生徒自身が正解にたどり着くことを重視しています。

個別指導は、先生と生徒の距離が近い分、「頼りグセ」が付きやすいと思われる方も多いでしょう。
我々は、この「先生と生徒との距離感」を常に意識して、頼り過ぎにならない「適度な距離」で日々の授業を行っています。

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