姫路教室

【スタッフのつぶやき】魚の数え方

10月9日のコラムにつづき、物の数え方について少しご紹介します。

今回は、魚の数え方についてです。

魚は、生きている状態では、ふつう「匹(ひき)」で数えます。
しかし、水揚げされると、もはや生き物としてではなく、商品や獲物として数えれるようになり、「尾(び)」で数えられることが多くなります。
しかし、形状や性質に応じて「尾」以外に、サンマ、イワシ、タチウオなど細長い魚類では「本(ほん)」、ヒラメやカレイなど平面的な魚類では「枚(まい)」と数えられます。

魚は、調理する際にもさまざまな数え方がなされます。
魚を開いて干物にすると「枚(まい)」、鰹節は「本(ほん)」、ウナギを開いて串に刺すと「串(くし)」、蒲焼きにすると「枚(まい)」になります。

そして、マグロは加工段階によって数え方が豊富です。
マグロを解体していくと、頭と背骨を落とした半身の、さらに半分は「1丁」「2丁」、ブロック状の肉片は「ひところ」「ふたころ」と数えます。
それを短冊状に切り分けると鮨屋(すしや)のショーケースに見られる大きさになり、これは「ひとさく」「ふたさく」と数えます。
最後に、刺身や握り鮨になる魚の切り身は「切れ」で数えるようになります。

魚は生きている状態では数え方が「匹」だけなのに、調理・解体していくと数え方が格段に増えるのが面白いですね。

 

(参考文献:『数え方の辞典』 飯田朝子 著)

 

ユリウス姫路教室 末吉

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